データベースを名乗るにはあまりにも数が少ないですが…。一応確実にDINタイプのブロックキーボードであることが確認できているものを、ここでまとめておきたいと思います。
キーボード名 | PART No. | 説明 |
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FMV-KB613 | CP340261-01 (N860-2367-T022/20) | OASYS配列親指シフトキーボード。FMV-KB611とほぼ同一仕様。RoHS指令対応。 2021年5月限りでの終息が予告されています(さらに在庫消化時期が早まる可能性アリとのこと)。入手はお早めに。 |
FKB2500シリーズ | N860-2...-.... | 刻印や配置などを指定して作ってもらう「カスタムデザインキーボード」。所謂特注。 富士通コンポーネントによる販売。カタログ掲載のキーボード配置はFM-11のキーボードとそっくり。標準配列? |
キーボード名 | PART No. | 説明 |
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FMV-KB101 | ? | F6680エミュレータ対応JISキーボード。非常に大きい。K端末エミュレータキーボード(FMV-KB501)の方は見るからに板バネではないようなのでご注意を。 |
FMV-KB211 | N860-2354-T001 | PS/2接続親指シフトキーボード。キーボード側に親指シフトのロジックが載っている。FMV-KB231の前身 |
FMVTW-KBS OAKB-193 | ? | FMV-KB611の前身? Windowsキー等やLEDの数等、いくつかバリエーションあり。KB211と同様、キーボード側に親指シフトのロジックが載っている。 |
Rboard Proシリーズ | ? | リュウドによる販売。↑をベースにしたものらしい。キートップの印字とマイコン回りが別物と思われる。 |
FMV-KB621 | ? | OASYS配列JISキーボード。FMV-KB611のJIS配列版 |
FMV-KB231 | ? | USB接続親指シフトキーボード。多分親指のロジックは載っていない |
FMV-KB611 | CA50100-0199 (N860-2367-T022) | OASYS配列親指シフトキーボード。親指のロジックが載っているが、ソフト的に無効化することも可能(Windows用ドライバではソフト的に親指を実現してるので)。FMV-KB613にバトンタッチ。 |
FM-7/11/16s~グレーTOWNSまでのFMシリーズのキーボード | - | 物によっては違う製品があるので注意 |
FM77AVのキーボードのうち、BREAKキーがグレーのもの | N860-2794-T001 | 取付パネルとスライダハウジングが一体化しているものの、DINタイプ。 |
OASYS-100用キーボード(薄型化されて以降) | - | 神田さんのところのカタログを見る限り、恐らく最終モデルまでDINタイプのブロックキーボードだったと推察できる。 但し100Rだけは外観が異なり、富士通製である確信が持てない…。30系などは未確認。 |
上記機種用各種テンキーボードの多く | - | 物によっては違う製品があるので注意 |
他にも、オフコン用とか汎用機用等でも採用されていたかもしれません。他社製品への採用実績も結構あるようです。
例えばカシオ楽一用のJISキーボードは、写真で見る限り露骨に富士通製のキートップですが、実物を見ていないので中身が板バネメカニカルかどうかはわかりません(後述する別物の可能性もあります)。
各種情報は入手当時のものです。また、名称(MODEL)、PART No.、製造年月(DATE)は、それぞれラベルに記載されている情報を丸写ししてあります。各キーボードの写真をクリックすると、大きめの画像を表示します。
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名称 | FMR60KB101 JISキーボード |
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PART No. | N860-2882-T001 | |
製造年月 | 1988-11 | |
製造年月コード | DX(1988-10…↑と一致しない…。完成品組立までの間に月を跨いだ?) | |
接続形態 | FMR/TOWNS用 ヒロセ電機 HR12シリーズ 8ピン オス | |
キートップ | 標準形・二色成型・肉厚 標準形・???印刷・肉厚(漢字辞書キー等) | |
スライダ | 非静音タイプ | |
スイッチ | 重めのノンクリック | |
コメント | FMR-50FDに付属していたものを頂いた。 筐体の材質のせいか、ややまったりした感じの打鍵音を出すが、 接点クローズ時の音が大きく、良いアクセントになっていて心地よい。 |
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名称 | FMT-KB207 親指シフトキーボード |
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PART No. | N860-2335-T021 | |
製造年月 | 1992-12 | |
製造年月コード | HZ | |
接続形態 | FMR/TOWNS用 ヒロセ電機 HR12シリーズ 8ピン オス | |
キートップ | 標準形・二色成型・肉厚 標準形・???印刷・肉厚(漢字辞書キー等) | |
スライダ | 静音タイプ(PTFE) | |
スイッチ | 軽めのノンクリック | |
コメント | オークションにて中古購入。リビジョン01A。 後述するFMR60KB211の親戚。FMR60KB101等と筐体の材質が少々異なるのか、まったり感はあまりなく、程よい残響感がある。底付き時の音が殆ど無く、良い意味でおとなしい。故に、接点クローズ時の音が小さいキー(個体差)は打鍵が分かりにくく感じる。 |
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名称 | FMV-KB211 親指シフトキーボード |
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PART No. | N860-2354-T001 | |
製造年月 | 1995-07 | |
製造年月コード | K7 | |
接続形態 | PS/2(ミニDIN 6ピン オス) | |
キートップ | 近代形・サブリメーション印刷・肉抜き 近代形・???印刷・肉抜き(親指左・親指右キー) | |
スライダ | 静音タイプ(PTFE) | |
スイッチ | 重めのノンクリック | |
コメント | ミリオンリースから中古購入。リビジョン02B。 筐体の材質はFMT-KB207と同じ様子(ポリスチレン)だが、構造の違いか、やや音が響く印象がある。キートップの材質が違うから? or スイッチが重いから? このおかげか、静音タイプだがまったり感はあまりない(ペコペコした感じ)。 キーボード側で親指シフトを実現する機能があるが、個人的にこいつの同時打鍵判定タイミングは苦手…。それ以外は悪くないんだけどなぁ。 キートップの傾斜がFMT-KB207等と比べて緩いため、相対的に親指キーが高すぎるように感じる(「ふ」とか「ー」等がやや打ちづらい)。 |
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名称 | FMV-KB611 (親指シフト) |
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PART No. | CA50100-0199 (N860-2367-T022) | |
製造年月 | 2005-12 | |
製造年月コード | UZ | |
接続形態 | PS/2(ミニDIN 6ピン オス) | |
キートップ | 近代形・レーザ印字・肉抜き 標準形・レーザ印字・肉厚(実行キー、空白キー) | |
スライダ | 静音タイプ(PBT) | |
スイッチ | 超軽めのノンクリック | |
コメント | 青山アクセスにて新品購入。リビジョン03A。 買った当初は、スライダが若干カサついていて変なまったり感等が無く、非常におとなしい打鍵感だった(サクサクしているというか。これはこれで良い)。ただ、接点クローズ時の音が殆ど無い為、打てたかどうかが分かりにくいのが問題。しかし、使い込みが進んだ最近では、キーを離したときの跳ね返り音が、結構耳につく鳴りかたをするようになってきた。 キートップの傾斜がFMT-KB207等と比べて緩いため、相対的に親指キーが高すぎるように感じる(「ふ」とか「ー」等がやや打ちづらい)。 |
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名称 | 不明(FKB2500シリーズ) |
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PART No. | N860-2500-T101 03A | |
製造年月 | 記載無し | |
製造年月コード | Z8(1984-08) | |
接続形態 | 謎(DIN 8ピン オス) バラすとi8748(8048のUV-EPROM版)が居るので、何かしらの通信をする模様。 | |
キートップ | 標準形・二色成型・肉厚 標準形・紙(鉄板)入・肉厚 標準形・彫刻・肉厚 | |
スライダ | 非静音タイプ(初期型) | |
スイッチ | 重めのクリック | |
コメント | オークションにて中古購入。 もとは計測機器のコンソールに繋がっていたらしい。 これまでの物でも少々クリック音がする物もあったのだが、指に伝わるクリック感は初めてなので、多分今までのものはノンクリックなのだろうと思う。 筐体にも鉄板が使われていて頑丈すぎるせいか、打鍵音の余計な響きがなく結構おとなしい。その上でクリック音がハッキリ鳴るので、パチパチした感じの打ち味。 |
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名称 | FMR60KB211 親指シフトキーボード |
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PART No. | N860-2335-T001 | |
製造年月 | 1989-05 | |
製造年月コード | E5 | |
接続形態 | FMR/TOWNS用 ヒロセ電機 HR12シリーズ 8ピン オス | |
キートップ | 標準型・二色成型・肉厚 標準型・???印刷・肉厚(漢字辞書キー等) | |
スライダ | 非静音タイプ | |
スイッチ | 重めのノンクリック | |
コメント | ミリオンリースから中古購入。 非静音タイプが採用されていた時期の考察結果を参考に購入して見事ジャストミートしたもの。 本当は「最左列とALTキーの無いキーボード」と注文したはずなのだが、なぜかこいつが届いた。 FMT-KB207と比較すると、色、富士通ロゴ、NICOLA規格かそれ以前の親指シフトか、二色成型できないキーの製法、といった違いがみつかる。NICOLA前のお蔭で、親指キーがしっかり二色成型になっているのが嬉しい。 打鍵感としては、スライダが異なる分、こちらの方が打鍵の分かりやすさと安定感があって音の響きも良いが、多少カチャつく印象がある。 |
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名称 | OAKB-201 |
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PART No. | N860-2987-T011 | |
製造年月 | 1995-06 | |
製造年月コード | K6 | |
接続形態 | OASYS-100系用 ヒロセ電機 HR12シリーズ 8ピン オス FMR用と同等だが、未使用ピンの結線が違う | |
キートップ | ハイプロファイル形・二色成型・肉厚 ハイプロファイル形・???印刷・肉厚 古典形・二色成型・肉厚 古典形・???印刷・肉厚 標準形・二色成型・肉厚(変換、無変換キー) | |
スライダ | フルキー部はハイプロファイルタイプ(PTFE)、 機能キーは非静音タイプ、 テンキー(除「,付数字」)・カーソルキーは静音タイプ(PTFE) | |
スイッチ | 軽めのノンクリック | |
コメント | オークションで思わず中古購入。 OASYS(ビジネス機)の内、OA~で始まる型番を持つ機種用のキーボードだと思われる。後述のFACOM6140KA1とほとんど同じPART NO.を持つので、別配列版というだけでほとんど同一設計だと考えられる。こちらはコストダウンが進んでいて、ほとんど全ての機能キーが二色成型を止めている。キー毎に構成部品を変えるという、板バネキーボードならではの芸当が見れる。 この系統は打鍵音がよく響く(FMR用のものとケースの材質が違う?)。機能キー等は心地良いのだが、フルキーやテンキーは若干まったりする感じで、ちょっと勿体ない(それでも響きの良さは抜群)。 |
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名称 | FACOM6130KF1 キーボード |
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PART No. | N860-2853-T001 | |
製造年月 | 1988-3 | |
製造年月コード | D3 | |
接続形態 | OASYS-100系用 DIN 13ピン(ホシデン丸型多極コネクタ 13ピン) オス 簡単なマトリクス選択回路が乗ってるだけ。めっちゃ制御簡単。 | |
キートップ | ハイプロファイル形・二色成型・肉厚 古典形・二色成型・肉厚 標準形・二色成型・肉厚(変換、無変換キー) | |
スライダ | フルキー部はハイプロファイルタイプ(POM)、他は非静音タイプ | |
スイッチ | 軽めのノンクリック | |
コメント | オークションで思わず中古購入。 OASYS(ビジネス機)の内、F6130~で始まる型番を持つ機種用のキーボードだと思われる。が、神田さんのところのカタログで、F6130~かつ見た目と製造年が一致するものがない(富士通のOASYS一覧表によれば、1988-3に製造していたのは100F2だけ。これのカタログが見当たらないため、詳細不明)。 チルト機構が他のと違い、ハの字の棒で支える仕組みになっており、高さが3段階に調節可能。 打鍵感はFMR60KB101よりも底付きの音が響きやすく、爽やか。OAKB-201等ほどの残響感はなく、静音さとのバランスが良い。ハイプロファイル形のキートップだと、フルキー4列目(最下段)よりも親指キーの方が低くなるため非常に打ちやすい(親指シフター諸氏は一度ビジネス機のキーボードを触ってみると良い)。元々親指キーはこのキートップに合わせて作られているはずで、その意味でも理想的。 |
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名称 | FACOM6140KA1 キーボード |
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PART No. | N860-2986-T002 | |
製造年月 | 1989-10 | |
製造年月コード | EX | |
接続形態 | OASYS-100系用 ヒロセ電機 HR12シリーズ 8ピン オス FMR用と同等だが、未使用ピンの結線が違う | |
キートップ | ハイプロファイル形・二色成型・肉厚 古典形・二色成型・肉厚 古典形・???印刷・肉厚(文字拡縮キー、横軸分割キー) 標準形・二色成型・肉厚(変換、無変換キー) | |
スライダ | フルキー部はハイプロファイルタイプ(POM)、他は非静音タイプ | |
スイッチ | 超軽めのノンクリック | |
コメント | オークションで思わず中古購入。 OASYS(ビジネス機)の内、F6140~で始まる型番を持つ機種用のキーボードだと思われる。神田さんのところのカタログと本家一覧表で確認すると、1988年発売の製品(100FX-L、100FX2-L、100HX2)用らしい(それ以前の機種ではコネクタの形が違う)。 OAKB-201同様、この系統は打鍵音がよく響く(FMR用のものとケースの材質が違う? 固さがあるし、ツメが折れやすい…)。こちらは全て頑丈なスライダで固められており、非常に心地よい鳴り方をする。但し、その分、静寂性は皆無である。 はっきり言って、パソコンで使うには(特にプログラムを書くには)非常に不利な配列なのだが、それを補ってでも使おうと思う程良いキーボードだと思う(親指の友ドライバのかな側で不足分記号を補うなどを実施中)。 |
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名称 | FMR60KB201 親指シフトキーボード |
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PART No. | N860-2881-T001 | |
製造年月 | 1989-04 | |
製造年月コード | E4 | |
接続形態 | FMR/TOWNS用 ヒロセ電機 HR12シリーズ 8ピン オス | |
キートップ | 標準形・二色成型・肉厚 標準形・???印刷・肉厚(漢字辞書キー等) | |
スライダ | 非静音タイプ | |
スイッチ | 重めのノンクリック | |
コメント | オークションで思わず中古購入。 FMR60KB101の親指シフト版。改行キーが、取消との誤打鍵防止の為か少し細くなっているのがポイント。実はKB211等よりも一回り小さい。 打鍵感はやはりややまったりしている。FMR60KB201と比べると、こちらは個体差か接点クローズ時の音が随分小さい為、まったり感がより際立つように感じる。その分静音だしこれはこれで心地良いけれど、もっとFACOM6130KF1位のバランスでも良いなぁとも思う。 |
ちなみに、このメスコネクタは秋葉原の店頭だと西川電子部品パーツ部(ネジの方ではなくラジオデパートの1Fにあった方)で買えました。最近ネジの2階に引っ越したみたいですが、今でも店頭在庫を持っているかは確認していません。他にも、ヒロセのコネクタを扱っているようなところだと取り寄せてくれるかもしれません。変換アダプタや延長ケーブル等を起こす場合は参考にして下さい。
また、OASYS-100シリーズとFMR/TOWNS系のキーボードでは、5/6番ピンの処理が異なっています(FMR…NC、OASYS…GND)。両者ではキーコードの割当も若干異なるので、判別用に用意されたのかもしれません。OASYS-30系だとキーコードの割当がFMR系と似ているみたいなのですが、このピンの処遇はどうなっているのでしょう…知っている方がいらっしゃいましたら教えて下さい。
こう見ると黄ばんでいるのが殆どで、写真の時点で原型をとどめていたのはOAKB-201とKB611だけです(そして残念ながら、後にどっちも黄ばみました…)。
濃グレーのものが真っ先に変色しやすいみたいですが、この色は黄ばんでも案外良い色(??)に落ち着くので、他の部分(白色のキー、筐体など)に変色が見られなければ、あんまり気になるものでもありません(最初からこの色だと言われれば、それはそれで有りかと思うような…)。最初からこの色にして木製筐体とかに入れてみたら格好良さそうです。
キーボード名 | PART No. | 説明 |
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FMR-30BXのキーボード | N860-4625-T002 (JIS配列版のもの) | 実はメンブレンスイッチ+板バネ |
FM-TOWNS用テンキーレスキーボード | N860-46..-.... | 実はメンブレンスイッチ+板バネ |
FM77AV系用キーボードのうち、BREAKキーが赤いもの | N860-46..-.... | 実はメンブレンスイッチ+板バネ |
OASYS-30系キーボードの一部 | N860-42..-.... | メンブレンスイッチ + コイルばねなんてものもある! |
OASYS-30系キーボードの一部 | - | さらにはそもそも富士通製じゃないものまで…(は?????) |
FM-8 | N860-6125-T001 | FES-360タイプ |
BUBCOM80 | N860-1310-T051 | もしかして非DINタイプ??? 少なくともFES-360タイプではない(基板を見ると、スイッチの位置がキーの真下ではなく横シフトしているので)し、DINタイプともビス止めの位置が異なる。高さもあるし…。 但し、筐体一式の製造を須坂工場が受託したものらしいので、PART No.の規則を他と同一とみなして良いのかは不明(メイン基板等にも同じPART No.が振られている。全部ひっくるめて"キーボード"扱いってことか???)。 |
初期のOASYS-100系用キーボード(分厚かった頃のもの) | ??? | リードスイッチ?? これも一部で富士通製じゃないものが混じってそうな…(MyOASYS系)。 |
70年代~80年代初頭頃の富士通製コンソール 特に、橙色キートップを持つ世代 | ??? | リードスイッチ or FES-360タイプ or 非DINタイプ??? |
こちらは板バネキーホード登場以前のキーボードです。リードスイッチは不活性ガスを封入したガラス管内に接点を置き、外部から磁界を与えることで接点を動かして接触させる(つまり接点制御は非接触の)スイッチで、接点自体が外界に晒されていない為に長寿命なことから、その昔はメカキーを差し置いて(静電容量式と並んで)キースイッチの本命だったようです。
雑誌FUJITSUによれば、初期のものはリードスイッチの実装上、フレームから基板までの「高さ」がやたら長い形状だったようですが(だから昔のキーボードはやたら分厚い訳ですね)、最終的には現行メカキーであるFES-360程度のサイズまで押し込んだようです(FES-4形。通称クロスリードタイプ)。接点に求められる寿命が大凡知れてしまった現代では、もはや新規に作られることは無いでしょうが、現代まで生き残ったもの達は、I/F部分さえどうにかしてしまえば(変換器を作る/回路を補修する等してしまえば)一生使えるキーボードであることだけは確実だと思います。
まずは実際に触ってみたいところだと思います。新品ですと、親指シフトキーボードのFMV-KB613であれば、東京地下鉄表参道駅前にある「アクセス」(http://www.saccess.co.jp/)の店頭で触ることができると思います(少なくとも、昔はFMV-KB611とFMV-KB231が触れました)。その他、ごく稀にジャンク屋のキーボードコーナーにあることもありますし、富士通関係の中古やリースアップ品を扱う会社の店舗や、中古ワープロを扱う店舗にも置いてあるかもしれません。
入手経路についても前述のところや、或いはネットオークションになると思われます(KB101/211/611やFM TOWNS/FMR世代等はよく見かけます)。
前述したように、キーボードによって構成部品が(意図的に)異なる場合があり、また、同一型番の製品でもリビジョン違いで構成部品が変更されていることがあるので、使用感に関して大幅な違いがあることがあります。その為、店頭で触った感覚だけを頼りにして、違う構成部品を用いた製品を入手してしまうと痛い目にあうので気をつけて下さい(触って気に入ったものをその場で買うのが一番安全です)。
以下、実際にキーボードを選択する際のメモです。
JIS配列のリテール新品は消滅してしまったようです。よって、中古をあさる必要があります。
比較的最近まで製造されていたのはFMV-KB101です。これはPS/2接続になるので、USB接続で使いたい場合は変換アダプタをかますことになります。KB101は非常に大きなサイズですので、設置場所に注意して下さい。また、機能キーについて一般の106キー配列等とは違う配列になってしまうので気をつけて下さい。その他のAT互換機に接続可能なキーボードとしては、機能キーがOASYS配列になっているFMV-KB621もありました(こちらも終息済)。
JIS配列のかな刻印を必要とせず、親指キーの存在に我慢できるのであれば、親指シフトキーボードであるFMV-KB231(USB接続)を代用する手もあります(前記の点以外はフツーのキーボードです)。PS/2接続が必要であればFMV-KB211も候補ですが、こちらは親指シフト絡みの特殊な制御を黙らせる為に専用ドライバを必要とします。
もし、FMR/TOWNS/OASYS用のキーボードを気に入ってしまった場合は、変換アダプタを製作することで使い物になる可能性があります。例えば、PS/2キーボードへの変換であれば、私の変換アダプタで対応できます。ほかにも同種のアダプタを製作・販売されている方がいらっしゃるので、そちらを使うのも良いでしょう。
AT互換機用のリテール品として製造されていたものがあったかどうかについては、私は把握していません。
但し、私の手持品のFKB2500のように、US配列の刻印を持つキーボード自体は過去に製造されていた実績があります。ほかにも、FM-16sなどの海外モデルのキーボードがあるようです。これらは当然通信I/Fが異なりますので、現代のPCで使用する場合はご自分で変換アダプタを起こすなりI/Fアダプタを作るなりする必要があります。
また、"fujitsu leaf spring 3rd gen"などで探すと海外のキーボードファンに発掘された代物が色々見つかるはずです。この中にはUS配列のモデルなども見られますので、そういったところからアタリをつけていくのも良いと思います(もしかしたら、AT互換のI/Fを持つものもあるかもしれません)。
リテール品が現行製品ですので一番導入が簡単です。新品を考えるなら、FMV-KB613が唯一の選択肢になります。
KB613はPS/2端子での接続です。USB端子での接続については、キーボード側での特殊な動作の為、市販のUSB→PS/2変換器を通すと面倒な操作を強いられます。我慢できる/気にならない方なら問題ありませんが、どうしてもダメそうならOyayusbyを自作されるなりして回避する必要があります。そもそも、富士通FMVシリーズ以外での動作保証はありませんが、前モデルのKB611(KB613と殆ど同一仕様)を含め、多くの環境で動作しているようです(ウチでも、自作機や会社のDELLの機械などで問題なく動いています)。
以前販売されていた中古のキーボードを使うという手もあります。こちらも比較的数多く出回っているようです(特に、FMV-KB211/611)。
FMV-KB231は数少ないUSB接続の板バネキーボードですが、殆ど109キーボード準拠の配列になっていますので、小指隣の後退キーを使う方等は使い勝手が悪いと思います。FMV-KB211も106キーボード風の配列ですが、PS/2接続で、かな入力時に右小指隣の後退キーが使える、Windowsキー等が無い等の相違点を除けば殆ど同一です。
もし、FMR/TOWNS/OASYS用のキーボードを気に入ってしまった場合は、変換アダプタを製作することで使い物になる可能性があります。例えば、PS/2キーボード(親指対応)への変換であれば、私の変換アダプタで対応できます。ほかにも同種のアダプタを製作・販売されている方がいらっしゃるので、そちらを使うのも良いでしょう。