ざっくり言ってしまうと、「ソフト・ハードを問わないモジュール実装と高いモジュール可換性を実現する、新しいコンピュータシステムの開発」プロジェクトです。具体的には、これを実現するためのバスプロトコル(ハードレベルでのアプローチ)と、その仕組みをエミュレートするためのOS(ソフトレベルでのアプローチ)を開発します。
開発物の性格上、エミュレート用OSの主たる実装先プラットフォームは「スペックが高い組み込み用マイコン」になると考えているのですが、開発環境の都合で、当面はIA-32/PC-AT互換機用の開発・リリースを行います(BochsのGUIデバッガには大変お世話になっております)。幸い、IA-32系もGalileoボードのQuarkやEdisonボードのAtomといった、組み込みで使えそうな石が充実してきましたので、カーネルのコードはほとんどそのまま、本来の用途にも転用できるんじゃないかなぁ…なんて考えています。
成果物はオープンソースでの公開を予定しています。
詳しい説明等は今後、雑記帳かここに追記していきたいと考えています。
これまでも時折ブログで進捗について触れていましたが、今回は現在開発中のものについてたっぷり概要を書いてみました。こちらを参照下さい。
ブログの方を参照下さい。
昨年後半は諸々忙しかった都合上、ほぼ開発が止まったままとなっていました。
近頃やっと生活に余裕を作り出せる状況になりましたので、開発を復活しようと思います。
昨年の中断時点では、モジュール間通信の仕様作りと、実際にOSのタマゴを作ってモジュール間通信が動くところまでを実装していました。今後は通信仕様のシュリンクとOS実装上の懸念事項(タスクスケジューラに関する問題。定石通りに作らなかったことが仇になっていて…)を解決しつつ、ちょっとしたサンプルを含めて今年中にリリースするべく頑張りたいと考えています。
# 後は「定時逃走作戦」が今後も継続できるか否か…。